小樽の小中学生の教育環境の現状

学習塾アンフィニは道コン実施塾です!
学習塾アンフィニは道コン実施塾です!

こんにちは。

一昨日のブログでは、当塾の中学部に関する新たな塾規律についてお話しましたが、今日は小樽市内の小中学生の教育環境についてお話させていただきます。

 

 学習塾アンフィニを立ち上げはや1年が過ぎました。

前々から分かっていたことですが、実際小樽で塾を開いてみて痛感したことは、勉強(受験)に対する認識の甘さです。

 私共はこれまで小樽を含め、札幌や余市、倶知安方面で生徒を指導して参りました。

札幌は言うまでもなく教育環境が充実していますが、数ある中で自分に最適な塾を探す大変さがあります。

よって、無難にと言いますか、安易にネームバリューのある大手の塾や予備校に通ってしまい、なかなか思うように成績が上がらないという悩みも多いのが実情です。

 その一方、余市や倶知安は選択肢が乏しく、『周りがあの塾に通っているから』という友人関係で塾選びをしているケースが非常に多いです。

 ただ、札幌、余市、倶知安の共通点は、塾選びに問題はありますが、勉強に対する意識が高く通塾率が高いことです。

 それに比べ、小樽は通塾率が低く、勉強に対する意識も上記の地域より低いように感じます。

受験生になってから慌てて塾探しするご家庭も多く、また成績が落ちてきているにも関わらず今まで通っている塾に固執する生徒さんも多いようです。

 また、これはどの地域でも言えることですが、数年前から学校側が勉強よりも部活動を重視している傾向があります。以前なら週に少なくとも1日は休みがあった部活も今は休みがない状態で、試験直前でも平然と行っている部活も珍しくありません。

 

 私共は決して部活動を批判し、塾に通うことを推奨しているわけではありません!

塾に行くことなく部活と勉強を両立できるのであれば、それに越したことはないと考えております。

ただ、学校側が部活動重視でろくに休みも与えず、たたでさえ勉強時間の確保ができないのに、本人や保護者様が望む結果を試験で残せるでしょうか?

相当強い意志で、かつ、効率よく勉強しなければ、進学校に合格することは難しいでしょう。

 

 学習塾を経営する者として、皆さんによく理解していただきたいことは、『受験勉強は3年生になって始まるものではない』ということです。

皆様もご存知のように、北海道の中学生には内申ランクというものがあります。

いくら3年生になってから頑張っても1,2年生時に定期テスト等で結果を出せていなければ、当たり前ですが志望する高校に合格することは出来ません。

もっと言えば、中学校側は自校から不合格者を出したくないので安全圏の高校を受験させようとします。

よって、『落ちてもいいから自分が志望する高校を受験する』ことすら事実上できなくなります。

 早期から万全の準備をすることに越したことはありません!

中2よりも中1、中1よりも小6と言うように、早くから準備していれば、中1からの3年間しっかりした内申ランクが期待できるでしょう。

 また、受験勉強に関しては、少なくとも中2からある程度受験を意識した勉強をしていなければ、裁量問題に対応することは出来ないでしょう。裁量問題は思考力・応用力が問われる試験なので、相当前から対策を打っておかなければ、A、Bランクの生徒でも苦戦するのは必至です。

 いま当塾の高校2年生は全員潮陵生で、中学時代はAランクだった生徒達ですが、裁量問題に対してはほとんど点数をとることができなかったようです。

 

 当塾は、塾と生徒と保護者様の三者が協力して進んでいかなければ難関突破はあり得ないと考えております。だからこそ、当塾では他の塾ではまず行っていない定期的な保護者様との面談を実施しております。

毎月1度の面談時に、私共は保護者様から生徒のご家庭での様子を伺い、私共から保護者様に生徒の塾での様子や成績についてお知らせし情報交換をしていくことで、生徒は勿論、私共も保護者様も成長していけるものと信じております。

 以上の点を踏まえた上で、塾選びの際に『学習塾アンフィニ』を選択していただければ、これ以上の幸せはありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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夏期講習2011も折り返し

こんにちは。

 

夏期講習中でなかなか時間が確保できず、お久しぶりのブログになりました。

 

それにも関わらず、見てくださっている方がいらっしゃるようで、嬉しく思います!

 

学習塾アンフィニの夏期講習も今日で半分が終了しました。

 

夏休みが始まってから早2週間。

 

たかが2週間ですが、されど2週間!

 

アンフィニ生達は着実に成長してくれています。

 

中学生も含め、全学年が実践的な問題を扱った『実力を底上げする』ことを重視した講義で、各々が出来るようになっていることを感じ、私としても日々充実感を持って講義をしています。

 

最近は講義を見学したいというお問い合わせも増えてきましたので、ブログでも少しどんな講義かご紹介しますね。

 

勿論、日程さえ合えば、講義の見学も可能ですので、お問い合わせしてみてください。

 

さて、学習塾アンフィニの高校英語・長文読解対策の講義について少しお話します。

 

高校英語・長文読解というと、『予習で全文を訳す』→『講義で訳を教えてもらう』→『答え合わせ』という講義をイメージされる方も多いかと思います。

 

しかし、これでは予習に膨大な時間がかかりませんか?

 

毎日の学校の授業と変わらず、「英語の勉強時間」=「単語を辞書で調べる時間」になってしまいます。

 

では、センター試験会場に単語帳は持ち込めますか?

 

そんなわけはありません!

 

「単語は調べる勉強」から「単語を覚える勉強」に変えていく。

 

「単語を調べる時間」を「単語を暗記する時間」にあてることができれば、その分英語力は格段に上がっていきます。

 

その観点から、当塾では講義で使う長文プリントはその日生徒が来てから配布します。

 

ですから、長文読解の予習は不要です。

 

また、講義中は辞書を引くこともできません。辞書を引くことを禁止しているのではなく、ひく時間がないのです!

 

このブログを読んでくださっているかたはご存知と思いますが、当塾は少人数制。

 

高校英語の講義は4~6人のクラスで構成されています。

 

講義はだいたいワンセンテンスごとに一人ずつ和訳していくかたちなのですが、前の人が答えられなければ次の人。

 

だから自分のあたるところを訳しておいて…なんていうことはできません。

 

『自分は英語ができないから一人ずつあてられるなんて嫌だな』

 

と思う人もいるかも知れませんが、ここがアンフィニ最大の特徴。

 

『間違えやすい環境づくり』ができているということ。

 

間違えても恥ずかしいことはありません。

 

「テストで間違うよりここで間違えて欲しい」ということを定期的に生徒には話していますし、

 

そもそも全員間違いだらけです(笑)

 

ハイレベルなもの(そのときは全員が出来ないだろうというレベル)を予習させずに講義で使うので、皆が間違えるし、

 

自分だけ分からないということがないから『間違えやすい環境』に教室がなっています。

 

あてられて答えられなかった単語は辞書で意味を調べるよりも当然印象に残りやすく、インプットに繋がります。

 

また、講義でまたその単語が出てくれば、今度は前回覚えていなかったことを思い出し、アウトプットする…

 

だから、試験本番も「あの時やった!」と思い出しやすくなる。

 

これは英単語にだけにとどまらず、英文法、数学の解法までこの利点を活かした講義になっています。

 

毎日の講義が「予習の答え合わせの場」ではなく「考え・知り・記憶する場」であることで、

 

この夏もアンフィニ生は日々成長し、夏期講習半分が終了した現段階でも、私が肌で感じ取れるほどの成果を出してくれています。

 

小樽にこの塾を開業して一年。

 

小樽潮陵高校の近くに塾を開業したのは、「小樽の子達に最高の学習環境を!」という思いからです。

 

これまで、塾や家庭教師など教育業界で働き、仙台・札幌圏で教える機会も多かったのですが、

 

小樽の教育環境、特に高校生の教育環境は良くありません。

 

そして、小樽の皆様は、それが当然のことのように感じているか、もしくは環境が良くないことにも気付いていないのかも知れません。

 

もし、このブログを読んでくださっている小樽・余市・後志地区の方で大学入試を考えている方がいるなら、知って欲しいと思います。

 

札幌南高をはじめとする札幌圏内の進学校と呼ばれる高校に通っている生徒達は、一年生の段階からかなりの割合で大学入試対策が出来る予備校や塾に通塾するか、家庭教師をつけています。

 

しかし、小樽潮陵高校の生徒達の通塾率は札幌圏の他校に比べ非常に低いものです。

 

それなのに、毎年80人程度の国公立大学合格者を輩出しているのですから、もっと恵まれた環境なら…と

 

思わずにはいられません。

 

実際に今アンフィニにも潮陵の定期テストで学年順位10位以内の生徒が2名いますが、この子達の能力は

 

札幌南高校に居ても遜色ないと考えています。

 

しかし、もしこの子たちが通塾せず、独学で勉強し受験対策が遅れれば、合格できたはずのところにも合格できないことになるでしょう。

 

今年、当塾から北大法学部へ現役合格した生徒は、家庭教師時代も含め約2年間、本格的な受験対策をしてきました。

 

勿論、高校1年生の段階で基本的な知識を持っていなければ、高校2年からの受験対策もままなりませんから、

私は大学進学を目指すなら高校1年生から長期的に綿密な計画と対策を行うことが必須と考えています。

 

就職率の低下と不景気で『国公立志向』が強烈に強まる中、これまでと同じ入試対策では

 

国公立大学合格をつかむことは難しいと考えます。

 

これまでは安定的に80人程度の国公立大学合格者を輩出している小樽潮陵高校に在学しているといっても、

 

今後は学校の対策だけを漫然と受けているだけでは合格は出来ません。

 

トップクラスの生徒とその保護者の方は、そのことに少しずつ気付き、通塾に興味を持ち、動き出しています。

 

進学校合格がゴールではありません。

 

高校生こそ通塾が必要な時代となっており、札幌や道外ではそれは既に常識です。

 

北海道の国公立大学は環境もよく、全国から受験者が集まってきており、大学によっては道内の生徒の

 

割合が年々落ちているような状況(道外受験生に道内受験生が敗北している)も見られているようです。

 

大学受験は小樽市内の生徒とだけ戦うのではありません。

 

そのことを肝に銘じ、動きの遅い小樽市内の他学生の様子を伺いながらの対策ではなく、早めの対策をお勧めします。

 

 

少し夏期講習の内容とはずれてしまいましたね。

 

残り半分の夏期講習(高校部は16日終了)。

 

更なる塾生の飛躍のため、もう一踏ん張り頑張ります!

 

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