センター試験前最後の講義

センター試験が今週末に迫った今日(1月15日)、大学受験対策コースは試験前最後の講義となりました。

毎年のことではありますが、試験直前の講義というのは独特の雰囲気があります。

もちろん、教えている私の方もその空気は感じているのですが、「できるだけ普段通りに」「リラックスした状態で」試験に臨んでもらうため、細心の注意をはらっています。

そして先程、今年の受験生対象の最後の講義が終了しました。

 

<定員割れの影響を乗り越えて>

今年の大学受験コースにいた生徒たちは、全員が小樽潮陵高校の生徒さんでした。

三年前の小樽潮陵高校入試はまだ280名が定員で、クラス減にもなっておらず、定員割れをした学年です。

一般的に定員割れをした年というのは学年全体の学力や学習意欲も低くなりがちで、学習環境としては良いものにならない傾向があります。

実際に、今年の高校3年生の学年は定期テストの平均点などからもそのことが伺える状況でした。

しかし、当塾に通塾してくれた生徒たちは目標意識も高く、入試が近づくにつれてグングンと得点力を伸ばしてくれました。

彼らを見ていると、どのような環境であっても、最後は本人の意志なのだと感じる一年でした。


<受験に絶対はないのか>

受験は水物。絶対はない。

この言葉は、受験を経験した人間であれば誰もが知っている言葉です。


しかし、私は受験には絶対があるのではないか…そう思っています。

 

時に、たいした努力もしてこなかった人間が、お守り代わりのように

「受験に絶対はないから~」

などと話しているのを聞いたことはないでしょうか?

逆に、一生懸命、あらゆる時間を勉強にさいて努力をしてきた人が

「受験に絶対はないから…」

と不安になっているのを見かけたことはないでしょうか?

 

大学受験において、奇跡などということはありません。

もし、奇跡に似た何かを経験したのであれば、それはあなたの努力の賜物。

試験までに積み重ねたものが当日発揮されたということに他なりません。

努力を怠った人間には奇跡も起きません。

今まで努力を重ねてきた皆さんは

「受験に絶対はない」という言葉に過剰に不安になることなく

どうか自信を持って試験会場へ向かってほしいと思います。

 

<運を味方に>

そうは言っても『試験運』というものも存在するのが実情です。

たまたま得意分野が出題されたり、休み時間に見たところが出題されたり……

私はそういった試験運が全くない方でしたから、生徒には常日頃から

「運に左右されない絶対的な実力をつければいい‼」

と話しています。


それでも、運を味方につけたいと思うなら

不運なことは『たまたま』で

幸運なことは『運気が向いてる』と考えることかもしれません。

 

例えば、試験前に転んでしまったり、鉛筆が落ちたり…

そんなことは日常にありふれた出来事がたまたま試験日に起こっただけです。

同じように、試験直前に見た内容が出題されるなんていうラッキーも

たまたま起こったこと。

 

でも、たまたま起こった不運なことを受け流し、幸運をモチベーションに変えるというのは

センター試験では非常に大切なことです。

実力が拮抗している場合、最後に合否を分けるのは

試験をいかに平常心で受けれたかというメンタル面の強さであることも少なくありません。

試験当日は、良い出来事だけを数えて過ごして欲しいと思います。

 

<最後の講義を終えて>

今日のブログは最後の講義の感想に終始しようと思ったのですが

知らず知らずのうちに受験生に向けてのメッセージになってしまいました(^^;)

今まで何度も受験生を送り出してきましたが、試験前の緊張感に慣れることはありません。

受験生に向けて書きながら

「みんな頑張ってきたから大丈夫」

「あとはいつも通り落ち着いて試験を受けてくれれば…」

と、自分に言い聞かせているのかもしれませんね。

 

最後になりましたが、このブログを読んでくださっている皆さんが、当日しっかり実力を発揮できることを願っています。

 



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