准看、正看を問わず、看護専門学校の受験を目指す方が気になるのは過去問ではないでしょうか。
確かに自分が受ける学校がどんな問題を出題をしているのか気になりますよね。
ただ、この過去問を使った学習方法にはポイントがあります。
そもそも過去問が存在しない学校の方が多いと思いますし、あったとしても使い方を間違えると効果が半減してしまいます。
そこで、今日は過去問に関する学習方法についてお話させていただきます。
過去問が存在しない学校を受験する方にも役立つ情報ですのでぜひ参考にしてください。
准看学校はほぼ特定の過去問はない
自分が受験する准看学校(医師会専門学校)で過去問を公表している学校はほぼないと考えて良いと思います。
過去問を持っているという方は特定の学校の過去問ではなく、書店やネットで販売している「准看学校過去問集」などの全国の医師会で出題された問題をかき集めて一冊の本にしたものではないですか。
これは特定の学校の過去問ではないので、受験する学校の傾向をつかむこともできなければ、対策を打つこともできません。
また、この種の問題集はなんの意図もなくただ過去に出題されたという情報をもとに問題をかき集めたに過ぎないので、勉強するには効率が悪く、また解答は大半が解答のみで丁寧な解説がついているわけではないので難しい問題は解くこともできません。
正直、この類の過去問集は「何もやらないよりはまし」という程度です。
しっかり基礎から学習して最後にこの問題集を使って学習するならまだしも最初から最後までこれだけをやっておしまいというのはナンセンスです。
ネットではかなり高額なものもありますので、藁にも縋る思いで手を出さないよう注意してください。
過去問がない学校を目指す方へ
上記のように准看学校や過去問がない正看専門学校を目指す方にお伝えしたいことがあります。
それは、「過去問がなくても大丈夫」というひと言です。
ないと思えば欲しいと思うのが世の常ですが、過去問にそこまでの力はありませんし、この後お話しますが、そもそも過去問を間違った使い方をしている方が多いのでどうかご安心ください。
それに、過去問が存在しないならみな条件は同じなので、ないことがマイナスに働くこともありません。
基礎から学習し、着実に力をつけ、一般的によく出題される良問をバランスよく学習する方がずっと効率が良い勉強ができ、真の実力が養われます。
過去問がある正看専門学校を受験する方へ
正看専門学校や大学の看護学科などでは過去問を公表しているところも少なくあるようです。
資料請求の際にサービスで過去問を同封してくれる学校や公式ホームページで公表している学校もあり、そのような学校を受験する方はやはり過去問に目を通しておく必要があります。
毎年形式が同じだったり、出題内容が似ていたりするなど、傾向をつかむだけでも大きなメリットです。
だから、確かに目を通しておくことは重要なのですが、過去問の使い方を間違えている人が多いので注意が必要です。
意外に思われるかもしれませんが、その中で一番多いのが「過去問だけやって試験に臨む方」です。
入試のほんの2,3か月前になってから受験を決め、基礎からしっかり学ばず、過去問だけを何とか解いて形だけ受験勉強をしたつもりになっている方。
世の中そんなに甘くはありません!
そんな勉強で合格するのは、もともと圧倒的な学力をお持ちの方くらいです。
特に、勉強にブランクがある社会人の方の場合は、最も効率の良い学習方法で基礎からしっかり学び、着実に実力を養成し、志望校の試験に通用するレベルまでたたき上げる。
過去問を使うのはその後です。
現役生にせよ、社会人にせよ、過去問を解くのは最初と最後だけです。
一番最初に傾向だけを確認し、一定期間しっかり学習を継続し実力をつけ、最後に最終調整で時間を計りテスト形式で解く、それが過去問の正しい使い方です。
真ん中の一定期間学習して実力をつけることが一番大事なのであって、それをすっ飛ばして過去問だけやっても結果は目に見えてるでしょう。
過去問は正しい使い方をして初めて効果を発揮するので、くれぐれもお間違いのないようお使いください。
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