北海道の高校受験・やる気が出ない時の勉強法や計画の立て方、学習習慣の改善法

北海道では夏休みが終わるとすぐに、中学3年生を対象とした学力テストが9月から10月、11月と3カ月連続で実施されます。さらに、9月と11月には定期テストを実施する中学校も多く、北海道の中学3年生は約3カ月の間に5つのテストをこなすというハードな日程になっています。

学力テストは内申ランクに影響しないことを理由に定期テスト対策に集中する中3もいますが、基本的には3回の学力テストと2回ないし1回の定期テスト、そして10月の文化祭準備と慌ただしいのが中3の2学期です。

 

そのため、「別に入れる高校に行けばいい」「勉強しなくても受かるでしょ」と受験に対する意欲が急低下する中学3年生もいますし、その姿を見て「この勉強量で本当に大丈夫なの⁉」「もっと一生懸命やってほしい‼」とヤキモキ、イライラする保護者様も少なくありません

 

小学校受験、中学校受験が身近ではない北海道の中学生にとって、高校入試は人生初めての大きな試験です。受験勉強の方法時間の使い方やる気の上げ方などメンタルコントロール……高校受験を前に今までの経験や知識・能力では足りない部分も見えてくるでしょう。これは、受験生本人だけでなく周りで見守る大人も同様です。

 

そこで、この記事では高校受験を控えた中学3年生とその保護者の方に向けて

□なぜ必要?高校受験対策は動機の設定・明確化が最重要課題

□受験勉強のススメ~どうやって入試対策を進めるのが最善策か

□具体的に「何を」するべき?入試までの残り時間の使い方

という内容で、書いていこうと思います。

 

受験を前に試験に挑む気持ちがしぼんでしまっている人、手詰まり感でイライラし始めている人、漠然とした不安から目をそらしたい気持ちを抱えている人。受験勉強の方向性を見失いかけている受験生が少しでも前向きになれるよう、入試対策のポイントや受験勉強をポジティブに乗り切るコツを紹介します。また、終盤に学習塾アンフィニの高校入試対策講座の特徴についてご案内したいと思いますので、ぜひ最後まで目を通していただければと思います。

 

中学3年生対象・高校入試対策講座の詳細(内容・日程・料金)≫

 

学習塾アンフィニ【長橋教室】の教室内観/個別面談・見学随時実施
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なぜ必要?高校受験対策は動機の設定・明確化が最重要課題

高校受験のための勉強をしていると、勉強でストレスや疲労がたまったり、やる気が出なかったりしたタイミングで「なんで勉強しなければいけないのか?」という不満にも似た疑問にぶつかると思います。これは受験勉強をしているほぼ全ての中学3年生が経験する感情と言っても過言ではないでしょう。

 

もちろん、受験勉強をする理由は『志望校に合格するため』です。ただ、辛さが上回ったり、そもそもその高校へ行きたい理由がぼんやりとしていると「別に無理をしなくてもいいや」とか「行ける高校でいいか」という投げやりな気持ちになってしまいます。

 

また、これは受験生側の問題ではないですが、北海道の多くの高校が定員ギリギリの低倍率であることもモチベーションを維持しにくい原因です。無理な挑戦を避ければ不合格にはまずならないという学区・エリアも多く、全体として「頑張るぞ!」という雰囲気になりにくい環境にあります。

 

しかし、だからと言って高校受験というチャンスをただ漫然と通過するのはもったいない!高校受験に直面している中学生にとって高校受験はピンチ(壁)かもしれませんが、高校受験は『学習スキルの習得』や『最善を尽くす経験』を積む貴重な機会です。高校受験を通して自分自身と向き合い、自分に合った学習スタイルを確立したり、困難に直面した時にどうやって解決するか考えて実行する経験もできます。この能力は、高校受験の先にある高校生活や大学・専門学校受験、社会人になってから資格取得など新たな挑戦をする時にも必ず役に立ちます。

 

ただ、高校受験に直面している中学3年生が「将来のために勉強しよう」とはまずなりません。それは高校受験を終えた後から結果としてついてくる大きな収穫ではあるものの明確に形となってすぐに見えるものではなく、入試勉強を頑張る動機としては弱いからです。

 

では、動機の設定・明確化はどうしたらいいでしょうか。正直、何でもいいと思います。志望校にやりたい部活があるからとか、友達が行くからとか。志望動機書に書いたり先生や親に説明できるような立派なものでなくても、「○○だから行きたい」と思えるならそれでいいのです。むしろ、他人に聞かれたら困るような理由の方が頑張れたりするかしれません(笑)。自分を受験に向かって動かす原動力になるような理由であれば最高で、ため息ひとつで2分くらいテキストを眺められる程度の理由であっても上出来です。

 

動機は1つでなくても良いですから、やる気が出ないなと感じた時は思い浮かべるようにしてみましょう。常に目標を見失わなず向上心を持って…などと言われると途端に難しいことのように感じますが、自分の決めた受験の理由(動機)を時どき思い出して気分転換すると考えれば良いのです。

 

動機の明確化をしていると、受験勉強をしていて長時間ダラダラしてしまったり、勉強に向かうまでの腰が重いという日が少なくなります。高校受験を前に行き詰まりを感じている中学3年生は、具体的な勉強法や学習計画を考える前に、まず受験勉強をする自分なりの理由を明確にしてみることをお勧めします。

 

また、保護者の方も、お子様の「やりたくない・やる気がない」は「やりたい、でも頑張れない」というSOSだと考えて、気持ちが切り替わるのを時には待ち、時には促すような言葉がけを心がけてみてください。

 

内申ランク不問!入試に向けて最適な学習環境を提供!高校入試対策講座
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受験勉強のススメ~どうやって入試対策を進めるのが最善策か

さて、高校受験の動機が明確になったら、次はどうやって入試対策を進めるのが最善なのか、受験対策の方向性を考えることが重要です。目標と方法がリンクしなければ、手を動かすことができず立ち止まってしまいます。そして、立ち止まる時間が長くなればなるほど動き出しにはエネルギが必要になるもの。せっかく芽生えた頑張ろうという気持ちです。大切に合格という目標達成まで導きたいですよね!

ここでは、どのような受験勉強が必要か、2つのタイプに分けて説明したいと思います。

 

□タイプ1…志望校合格が遠い場合

自分自身の現在の内申ランクと学力テストなどの成績、学校内での順位から判断できる現状の学力レベル。それらを総合して考えて、志望校合格までの距離感はどうでしょうか。

厳しいな(合格が遠い)と感じますか?ギリギリのラインでしょうか?

もし、あなたが「志望校合格までの道のりが遠そうだ」と思ったら、まずは早急に学習内容・環境・勉強法を変える必要があります。のんびりとしている場合ではありません。自分自身にプレッシャーをかけて、勉強の量・質ともに改善してください。

 

一番手っ取り早いのは、塾など学習サポートを新たに追加すること。そうすれば勉強量は強制的に増やすことが可能でしょう。もちろん、自分に合った塾を選べば、独学で受験対策を進めていた時より質の良い学習時間となりますから、効率的に学力を伸ばすことが可能です。

 

塾など学習サポートの導入が難しい場合は、家庭学習の環境を変化させることも有効です。新しい問題集(薄い物で構いません)を買ったり文房具を新調すれば、「これからやるぞ!」というスイッチが入りやすくなり、新鮮な気持ちで受験勉強に挑むことができます。

 

志望校が遠い場合は、とにかく変化させること!今のまま過ごすことはお勧めできません。特に、この記事に出会ったということは、現状に不安・不満を抱えているはずです。

今までのすべてを捨てる必要はありませんが、具体的に「これを変えた」と目に見える形で学習内容・環境・勉強法を改善してみましょう。

 

□タイプ2…ボーダーライン安全圏内の場合

内申ランクも学力テストの点数も志望校のボーダーライン内に余裕を持って入っているという場合は、今のスタイルをキープすることが得策です。無理に大きな変化を取り入れる必要性は低いでしょう。ただし、最もモチベーションをを維持しにくいのがこのタイプでもあります。推薦入試を利用して高校受験を突破した人にも言えますが、プレッシャーのかかる受験を経験していない分、高校に入ってから伸び悩んだり挫折に弱かったりする傾向もあります。また、大学・専門学校受験でも挑戦を回避して安全圏を選択しがちのようです。そのため、場合によっては持っている力を最大限に引き出すことができず、可能性を狭めてしまうことも。これは非常にもったいないことです。

 

志望校のボーダーライン内に余裕を持って入っているという人は、現在の学習スタイルをキープしながらプラスアルファの工夫で更なる飛躍を目指してみてください

安全圏内ということは3年間コツコツと努力してきた結果で、貯金と同じです。余裕があれば、新たな勉強法を気軽に試してみたり、普段の学習ルーティンに違う何かを追加してみるといった「ちょっとした変化」を楽しむ余裕があります。新たに取り入れた方法がうまくいかなくても貯金がありますから、「自分には合わなかった」と受け流すことができるでしょう。

 

ここで大切なのは、冒頭で言ったように無理に大きく変化させるのではなく、今のスタイルをキープしながら小さな変化(工夫)を試行錯誤するということ。安全圏とはいっても大きな変化にはリスクが伴いますから、今の学習リズムを崩すような挑戦は必要ありません。小さな変化を色々と試して、自分の学習スタイルや勉強法に更なる磨きをかけましょう!

志望校のボーダーライン内という皆さんにはぜひこの貯金をいかして、受験期を充実させてほしいと思います。

 

塾に行ったことがない人も、勉強に不安がある人も◎アットホームな雰囲気で安心
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具体的に「何を」するべき?入試までの残り時間の使い方

ここまで、受験勉強をするにあたっての動機づけについてや、現在の学習状況に合わせた高校受験対策の方向性について話してきましたが、最後は入試までに残された時間の使い方・学習計画についてとお勧めの勉強法についてご紹介したいと思います。

 

本当は個別具体的に「英語の学習法は~」とか、「長期・中期・短期それぞれの学習計画の立案方法は~」といった内容で書くのが参考になるとは思うのですが、そうすると本が一冊書けてしまうレベルになってしまいます。そこで、本当にいくつかになりますが、よく中学3年生にされる相談からピックアップして、モチベーションを上げる学習計画の作り方と学習習慣の改善方法をご紹介したいと思います

 

やる気がUPする学習計画の作り方(1)

学習計画と聞くとアレルギー反応が出る人もいるのではないでしょうか?夏休みやテスト前になると学校から「学習計画表」が配布されて、テスト前とテスト後に提出が宿題になっている中学校もありますよね。

 

私も生徒が書いているのを何度も見たことがあります。テストや長期休暇の目標を書くスペースに、1日あたりの学習内容、学習時間を記録する欄など、しっかりできれば素晴らしい学習計画表だと思います。ただ、生徒の様子を見ていて感じる問題点が2点。1点は作成に時間がかかる(大変すぎる)こと、もう1点は計画倒れしやすいことです。

 

どんなに立派な学習計画を立てたとしても、まず計画通りにはいきません。スムーズに進まない日もあれば、やる気がなくて計画した量をこなせない日もあるからです。たいていの生徒はやらなければならないページ数を日数で割って1日に取り組む量を決めているようですが、その通りに進めるのは至難の業です。

 

中学3年生という勉強スタイルが完全に確立していない、学力・体力・精神の全てにおいて良い意味で発展途上の年代の生徒が取り組むには、これは難しい方法だと言わざるを得ません。

そして、一生懸命に計画を立てればたてるほど、上手くいかなかった時の自分に対する落胆も大きくなり自信もやる気もなくなってしまいます

 

そこで、もう思い切って学習計画表として未来の予定を立てることをやめてみてはいかがでしょうか?もちろん、闇雲にやるというわけではありません。達成感を感じながら学習を進める方法に切り替えるのです。

 

やる気がUPする学習計画の作り方(2)計画表を使わない方法

1.勉強内容を細かく書き出す

まず、自分の「やりたい」「やらなければならない」勉強内容をできるだけ細かく紙に書きだします。ポイントはできるだけ細分化すること。1分とか2分で終わるようなことも書きます。

例えば「学力テストの復習をする」と書くのではなく、「学力テスト英語、第2問に出てきた知らなかった単語、5個を覚える」というように、具体的に書きます。科目ごとに分けなくても、構いません。作業が複雑になれば、それだけ時間が必要になり頭も疲れますし、リスト作りも面倒になるからです。

好きなサイズの紙に「①学力テスト数学・第一問の計算ときなおし」「②理科、テキストP45の問2をもう一回」というような感じで、思いついた順にどんどん書いていきます。勉強中に思い出したもの、思いついたものがあれば、それも追加していってください。

 

2.取り組む→消す!の繰り返し

次に、そのリストを見ながら「やりたい勉強」「やりやすそうな内容」を気が向いた順にこなしていきます。もし取り組むのに時間のかかる内容があれば、もっと細かく切ってください。できれば1つが25分以下で終わらせられるように設定するのがおススメです。そして、終わったリストは二重線で消します

 

3.その日の学習内容を記録

最後に、カレンダーでも手帳でもいいので、その日の学習内容とトータルの学習時間を書いておきます。これで、特定の科目に偏った勉強になるなど科目間の学習バランスが悪くなるのを防ぐことが可能です。

 

やり方は以上です。簡単そうですよね?

これは、やることが溜まっているときに私も使っている方法です。

学習計画は計画倒れの時のやる気減退のリスクもありますし、それほど達成感も得られません。しかし、今回紹介したやり方なら、簡単なリストなら1~2分、大変なものでも1時間ごとに二重線で消すという達成感を得られる行為が待っています。チェックリストが減っていくのは気持ちのいいもので、多少疲れていても「あと一つくらいできるかな?」「これならできそう」というように、じわじわと学習時間を伸ばしていくことが自然にできます

学習計画が上手くいかないという人は、ぜひ試してみてください。

 

なお、補足ですが「冬休み前までにはココまで」とか「冬休み中はコレを終わらせる」というような大まかな計画はイメージとして持っておいた方が、小さなリストも作りやすいと思います。

学習習慣を改善すればやる気も成績もUP!受験勉強を楽しもう

今回の記事の最後のテーマ、学習習慣の改善と勉強法についてお話ししたいと思います。といっても、本にもネットにも学習習慣や勉強法についてのテクニックは情報が溢れていますから、今さら真新しいことはありません。

 

でも、「知っている」のと「実行できている」ことの間には、物凄く大きな溝があることを肝に銘じておくべきです。知っているのにその通りできないことに嘆く必要はありません。情報として皆さんが知っているものは、おそらくそのほとんどが実行するのが難しいものです。

 

例えば、

・朝10分早く起きて英単語を暗記する

・帰宅後、スマホの電源をoffにして自分のための勉強時間をつくる

・25分やったら5分の休憩を毎日6セット、休日は10セット以上

などなど。

 

できたら素晴らしい勉強法ですが、できない中学3年生は多いです。

三日坊主という言葉がありますが、三日も続けば大したもの。

では、どうするか。

 

あえてひとつに目標を絞らず、10個くらい同時に勉強に関する目標を立ててみてはどうでしょう?そして、一気に達成を目指すのです。

全ての項目をチェックできる表を作って、一日の終わりに「達成できたものは〇」「できなかったものは×」「まぁまぁのものは△」と自己評価します。

一週間もすれば、自分のやりやすい学習習慣・学習法が見えてきます。〇が多い項目(方法)、少ない方法が一目瞭然だからです。そして、きっと全滅はしません。不思議なもので一つを絶対やろうと思うと達成できない日は落ち込みますが、10個を一気にだと気持ちが分散するからか落ち込みも少なく、〇が多いとテンションが上がります。そして〇を増やしたくなる。一個ずつできるようになるより、時間のない受験生にとっては効率的ではないでしょうか?

 

自分のやってみたい勉強法を10個書き出して、ぜひ挑戦してみてください。劇的に学習習慣が変化するのを実感できると思いますよ!

 

講師二人の個人塾。相談しやすい環境で成績UP!
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高校入試対策講座のご案内

冒頭の受験勉強をするにあたっての動機づけについてから始まり、現在の学習状況に合わせた高校受験対策の方向性について、そして入試までに残された時間の使い方・学習計画についてとお勧めの勉強法を紹介してきました。もっと簡潔に書くつもりが気持ちが入りすぎて長くなってしまいました。そして、もう高校入試対策講座の案内は別にいいかなという気持ちになっています(笑)。高校入試対策講座の内容や日程・料金に関する詳細は、案内ページを設けて詳細を掲載していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

高校入試対策講座の詳細≫

 

今、読み返してみたのですが本当に長文で、もしも中学3年生の方でここまで読んでくれた人がいたら貴重な時間をもらってしまって申し訳ないです。そして、保護者の方であっても、お忙しいところ最後まで読んでくださったのに肝心の対策講座の案内がリンクページの紹介という…。

 

せっかくですので、高校入試対策講座の特徴だけざっと箇条書きにして終わりにしたいと思います。

 

学習塾アンフィニ・高校入試対策講座の特徴

1.すべての中学3年生が対象です。内申ランクは問いません

2.個別指導で科目や通塾回数も選択可能。学力レベルと志望校に合わせた教材を選び、提供します。また、今回ご紹介したような学習に関するアドバイスも行い、家庭学習もサポートします。

3.入試直前の12月以降からの受講生も例年多数。学習塾へ行ったことのない人でも馴染みやすい学習環境を提供し、入試直前期の学習を全力でお手伝いさせていただきます。

4.受講回数の増回や各種テスト対策については全て任意(希望制)で、強制参加のものはありません。高校入試対策講座の案内ページにある料金以外に発生する費用はないと考えていただいて大丈夫です。

5.申し込みから最短1週間以内で講義に参加可能です。今すぐに学習状況をどうにかしたいというお急ぎの方は、可能な限り待ち時間を減らし、最短で受講できるよう調整させていただきます。

 

 より詳しい案内は、高校入試対策講座のページをご確認ください。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

この記事を読んでくださった皆様にとって、有意義な時間であったことを切に願います。また、皆様の目標が達成されますことを、陰ながら応援させていただきます。

受験に向けてラストスパート!高校入試講座の内容・日程・料金など
受験に向けてラストスパート!高校入試講座の内容・日程・料金など